貴景勝ってどんな力士?父や貴乃花氏との関係も解説!
2019年に大関昇進を果たし、陥落を挟みながらも活躍を続ける貴景勝(たかけいしょう)関。お母様が美人であったり、元大関・北天佑の次女・有希奈さんと結婚した事など、話題に事欠かない力士だなと感じます。
中でも話題になるのは、お父様の教育や入門時の師匠である貴乃花氏の存在でしょうか。
この記事では、貴景勝関がどのような力士であるかを紹介した上で、父親や貴乃花氏との関係について振り返ってみたいと思います。
貴景勝ってどんな力士?
まずは貴景勝(たかけいしょう)関がどんな力士なのか、簡単にご紹介します。
貴景勝関は1996年生まれ。本名は佐藤貴信(さとう たかのぶ)と言います。中学時代には中学生相撲選手権に優勝して中学生横綱のタイトルを獲得。埼玉栄高校時代では全日本ジュニア相撲選手権の無差別級で2連覇を達成するなど、数多くの戦歴を残しています。
高校在学中から、少年時代からファンだった貴乃花氏が師匠を努める貴乃花部屋に入門。順調に番付を伸ばし、入門から1年足らずの2015年5月場所で幕下昇進、その1年後の16年5月場所では十両へ昇進。そして2017年1月場所には新入幕入りを果たしています。
ちなみに、貴景勝関の出身地は兵庫県芦屋市で、兵庫県出身力士は北磻磨関に続く戦後24人目とのこと。昇進を機に四股名を本名の「佐藤貴信」から「貴景勝光信」へと改めています。また仁川学院小学校時代にはお父さんについて極真空手を習っていた時期もありました。
以下の記事では、貴景勝関の生い立ちを、出身小学校・中学校・高校を交えながらご紹介しています。興味があれば一度ご覧になってみて下さいね。
※参考:貴景勝の生い立ちは?出身小学校、中学校、高校について
※追記:17年9月24日
貴景勝関、新入幕入り後着実に番付をあげられてますね。春場所は敢闘賞、そして秋場所は金星をあげ殊勲賞を受賞と、着実に結果を残している印象を受けます。18年には三役常連、そして大関取りという声も上がってきそうですね。引き続き見守っていこうと思います!
※追記:18年11月21日
2018年10月には、かつての師匠である貴乃花氏の相撲協会退職にともない、千賀ノ浦部屋(現在の名称は常盤山部屋)への移籍が発表。この件について本人は「移籍して1カ月弱、そんなに迷いとかない。千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)のもとで頑張っていきたい」と述べられています。そして翌月の九州場所では、11日目で10勝1敗という好成績。このまま初優勝となるか、結果が注目されています。
※追記:18年11月25日
貴景勝関、18年度の九州場所で念願の幕内最高優勝を成し遂げられました。おめでとうございます!
※追記:19年3月28日
貴景勝関、ついに大関昇進を果たされましたね!初土俵から28場所での大関昇進は、年6場所が定着して以降6番目のスピード記録。また、年齢に関しても22歳7ヶ月でこちらについては9番目の年少記録なのだそうです。
横綱昇進に向けて、まずは大関での順調に勝ち越しを決められるようになって欲しいですね。頑張れ貴景勝関!
※追記:21年5月9日
大関昇進を果たした貴景勝関ですが、翌7月場所では怪我により途中休場。7月場所も全休し、関脇へ陥落してしまいます。大関昇進後から2場所で陥落は、2000年7月の元大関・武双山以来の出来事でした。
しかし秋場所では12勝し、大関復帰を果たします。その後は負け越しや休場を挟みながらも大関の座に留まっており、2020年の九州場所では2度目の幕内最高優勝を果たしています。年齢もまだ20代半ばですので、横綱昇進も決して不可能ではない力士だと思います。今後も貴景勝関の活躍を見守っていきたいですね。
貴景勝の父親はどんな人?
それでは、貴景勝関のお父さんはどのような方なのでしょうか。
貴景勝関のお父さんの名前は佐藤一哉さん。実業家として保育園の経営をされている方です。極真空手の指導者でもあり、貴景勝関も小学3年の時までは空手を習っていて、食事の時も練習の時も常に一緒に過ごされていたようです。とても仲が良い親子だったのでしょうね。
貴景勝関の本名である「貴信」の名前の名付け親は一哉さんだそうです、「男に産まれたからには天下を取れ!」という事で、戦国武将として有名な織田信長、そして後に師匠となる貴乃花氏からそれぞれ1字を貰ったのだとか。一哉さんは貴乃花氏のファンでもあり、貴景勝関がまだ幼い時期から現役時代の貴乃花氏の取り組みを一緒に見ていたそうです。
※参照:織田信長は大の相撲ファン?土俵を考案した説の真相とは!?
一方、2019年に貴景勝関が大関昇進を果たした際、一哉さんに関して祝儀に関するトラブルが報じられた事もありました。この時に集まった2700万の祝儀を、一哉さんが持ち帰ってしまったと言われています。
相撲界では、こうした祝儀の取り分について「親方6:力士4」という常識があります。本来であれば親方が2700万 × 60% = 1620万を貰ってもおかしくはないのですが、このうち一哉さんが親方に渡したのは300万円なのだとか。こうした慣例が無視された事態に、眉をひそめる角界関係者も少なかったそうです。
貴景勝と元横綱・貴乃花氏の関係は?
最後に、貴景勝関と貴乃花氏の関係についても詳しくご紹介します。
貴景勝関がはじめて貴乃花氏に出会ったのは小学四年生の頃でした。この頃の佐藤家は、貴乃花氏の後援会に入会してるほどの筋金入りの貴乃花ファン。小学五年生の頃には『いい四股を踏んでるから絶対に強くなる』と言われて、角界入りの意志をより強くしたと言われています。
そして2014年9月場所、貴景勝関は高校在学中という状態で貴乃花部屋に入門します。高校生のうちに相撲部屋に入門するケースは珍しくはないのですが、9月場所の時点で入門するのは異例の速さでした。そして11月場所には番付に名前が載り、その場所で早くも序の口優勝。角界では珍しい事例に、貴乃花氏も驚いたのではないでしょうか。
そして2016年3月、貴景勝関は幕下での優勝を果たし、貴乃花氏が育てたはじめての日本人関取というキャッチフレーズと共に十両昇進を果たします。ちなみにこの時、貴乃花氏は当時まだ「佐藤」という四股名だった貴景勝関に与える四股名は決めていたようですが、貴景勝関の実力を引き出すために幕内入りするまで取っておいたそうです。親方の期待の程が伺えますね。
そして2017年1月場所で、貴景勝関は新入幕入りを果たします。この時与えられた四股名「貴景勝」は、貴乃花氏が好きな戦国武将、上杉謙信(うえすぎけんしん)の後継者、上杉景勝(かげかつ)という武将の名前を由来とするものでした。「日本人の誇りや心意気の気持ちを持って欲しい」という願いが込められているようです。
この記事のまとめ
貴景勝関がどんな力士なのかを、父親の一哉さんや貴乃花氏との関係も踏まえてご紹介しました。
最近は日本人力士の活躍が増加している傾向にありますが、個人的にはこの貴景勝関にもっとも期待をしています。貴乃花氏と同じ横綱になる日も、決して不可能ではないと考えています。そうなった時、貴乃花氏のファンだった一哉さんがインタビューで何と言うのかも楽しみですね。
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