北青鵬ってどんな力士?国籍や中学高校、所属部屋や白鵬との関係は?
幕内最高優勝45回という輝かしい事績を掲げ引退した横綱・白鵬。
ただ土俵の上で強いだけでなく、現役時代から「内弟子」という形で、石浦や炎鵬を鍛え上げている実績もあるのですから凄いの一言です。
そんな白鵬の内弟子に、新入幕入りも間違いなしとされる北青鵬(ほくせいほう)という力士がいます。
今回は北青鵬がどんな力士なのかを、国籍や出身地、中学高校や所属部屋、白鵬との関係について解説します。
Contents
北青鵬ってどんな力士?国籍や出身地も解説
まずは北青鵬がどんな力士なのかについて、国籍や出身地も踏まえ解説します。
モンゴル国籍だが出身地は北海道札幌市
北青鵬は2001年11月12日にモンゴルのウランバートルで産まれました。本名はアリューナー・ダワーニンジと言い、国籍はモンゴルとなります。
一方で出身地は北海道札幌市東区です。
なぜ北海道出身なのか?ですが、これは母親の語学留学によって5歳で北海道に移住した為なのだとか。
入門時には日本への在留期間が10年を超えているため、外国出身力士枠の対象にはならなかった経緯もあります。
北青鵬はどんな力士なのか?
力士としての北青鵬の特徴についても見ていきましょう。北青鵬といえば、身長2メートルと大きい体格も特徴です。
このため、序ノ口優勝後のインタビューでは、左の上手を取って右指して右四つで前に出れるような相撲を取りたいと答えていました。
また、部屋の兄弟子である炎鵬、石浦と稽古を行っていることをもインタビュー中にさらっと答え、相手をしてもらっているいる兄弟子に対しては「強いですね。勝つことはそんなにないです。」と控えめに答えていました。
インタビューの最後では、「今後は一つ一つ徐々に番付を上げて、幕内で相撲を取れるように頑張りたいと思います。」と目標を掲げてました。
決まり手としては寄り切りを得意としており、22年10月時点では60%以上この手で勝利しています。
また、序ノ口、序二段、三段目、幕下での優勝経験があり、21年9月場所には十両昇進を果たしています。
特に序ノ口、序二段、三段目の優勝は、デビューからの連勝記録が21続いているという点でも話題になりました。
これは史上5人目の快挙であり、同様の記録を持つ力士としては元大関・栃東の玉ノ井親方が挙げられます。
玉ノ井親方は十両や幕内でも最高優勝を果たしており、北青鵬の今後も期待したいところ。
その後の北青鵬は十両昇進を果たしますが、その後は新型コロナの感染や怪我により再度幕下に転落。
ただその中でも力を付け、22年7月場所には十両に復帰。勝ち越しを重ねています。
関取に昇進すると、取り組みはこれまでと比べて難しくなると思いますが、頑張ってもらいたいですね。
北青鵬の出身中学と高校はどこ?
上記で述べた通り、北青鵬は5歳で来日し、札幌市の小学校を卒業しました。
小学校卒業後には、横綱・白鵬の紹介で鳥取市に相撲留学をする事となります。
北青鵬の出身中学:鳥取市立西中学校
北青鵬の進学先は鳥取市立西中学校でした。この中学校は、1985年から相撲部の活動に力を入れている事で知られています。
卒業生としては美ノ海、そして兄弟子でもある石浦がおられます。
北青鵬の出身高校:鳥取城北高校
中学卒業後、北青鵬は県内の名門・鳥取城北高校に進学します。この高校の相撲部は全国有数の強さを誇り、その指導者である石浦外喜義(いしうら ときよし)氏は同校の校長・理事長でもあり、また石浦関の父親としても知られています。
卒業生としては、石浦の他に逸ノ城、照ノ富士らが知られています。
※参照:逸ノ城の四股名の意味は?出身地や結婚の可能性も気になる!
※参照:照ノ富士の出身地や両親について!付き人の駿馬とは?
鳥取城北高等学校時代の北青鵬は、1年次から全国大会に出場する程の強さを誇っていました。
2年、3年ともに団体戦で高校総体を2年連続準優勝。
3年次には個人戦で高校総体ベスト8といった、輝かしい実績を残されています。
北青鵬の所属部屋はどこ?白鵬との関係も解説
北青鵬の所属部屋や白鵬との関係についても、改めて見ていきましょう。
北青鵬の所属部屋:宮城野部屋
北青鵬の所属部屋は元横綱・白鵬の宮城野親方が親方を務める宮城野部屋です。高校卒業後、北青鵬は「横綱・白鵬の内弟子」という形で宮城野部屋へ入門します。
白鵬が引退後、宮城野部屋を継承して部屋持ちになった現在も、北青鵬は引き続き宮城野部屋に所属していますね。
※参照:白鵬の所属部屋と親方の変遷、宮城野親方との関係について
北青鵬と白鵬の関係:出会ったのはわずか6歳
北青鵬と白鵬の関係は、北青鵬が6歳の頃に遡ります。出会ったのはなんと、韓国の空港。モンゴルへ一時的に帰国する差の出来事で、これを機に北青鵬は相撲を始めたみたいです。
北青鵬本人は序ノ口優勝後のインタビューで「当時、5歳で北海道に住んでたんですけど、その時に札幌巡業で横綱白鵬さんが来られて、でお会いして「相撲してないのか?」「してないです。」といったら、「やってみないか?」ていう風に言われて地元の少年団に入りました。」と答えています。
そんな北青鵬を白鵬は期待しており、22年1月場所に幕下に転落して自分の付け人になった時は「もう一度付け人になったら二度と弟子とは思わない」と叱責もしています。
北青鵬も流石に堪えたのか、1月場所以降は順調に勝ち星を重ね、7月場所では十両に復帰。
23年度には新入幕入りも期待されてますね。
この記事のまとめ
北青鵬がどんな力士なのかを、出身中学や高校、白鵬との関係も交えご紹介しました。
まとめると、以下のようになります。
・国籍はモンゴルだが出身は北海道。身長200cm体重158㎏という恵まれた体格の持ち主。
・出身中学は鳥取市立西中学校、高校は鳥取城北高校。兄弟子・石浦と同様である。
・「白鵬の内弟子」という形で宮城野部屋に所属。6歳の時に白鵬に出会っている。
成績も白星を順調積み重ねており、21年度中の関取昇進が間違いないと思われる北青鵬。この勢いがどのまで続くか、一相撲ファンとして、その過程を見守っていきたいと思います。