照強ってどんな力士?淡路島との関わりや所属部屋について

2019年の初場所で勝ち越し、新入幕入りを確実にした照強関。中卒叩き上げの力士として、注目したい若手力士の1人です。

このページでは、照強関がどんな力士なのかを、出身の淡路島との関わりや所属する伊勢ヶ濱部屋の解説も交えてご紹介します。

スポンサードリンク

小兵力士として話題の照強ってどんな力士?


まずは照強関がどんな力士なのかを、簡単にご紹介します。

照強関は1995年の1月17日生まれの24歳。阪神・淡路大震災が発生した日に生まれた力士として報じられた事もありました。子供の頃から気が強く、両親の名前を呼び捨てにしていた程だったと言われています。

相撲との出会いは、小学4年生の頃にわんぱく相撲の大会に飛び入り参加して、2位になった事にありました。これを機に地元の相撲道場に通い始め、中学を卒業するまで籍を置く事になります。ちなみに出身中学である三原中学校には相撲部がなかったため、道場と並行してサッカー部に入部し、ゴールキーパーを務めていた事もありました。

中学卒業後、2000年の春場所で初土俵。序ノ口、序二段は早々に通過し、三段目では負け越しを経験するも2013年に幕下に昇進。平成では貴乃花、稀勢の里に次のスピード出世でした。一時期は三段目に陥落するも徐々に幕下に定着し、6年間の下積み期間を経て、2017年の初場所で十両へ昇進します。そして2019年の3月場所で、念願の新入幕入りを果たしました。

※参考:大相撲の幕下力士の人数や取組数について。給料、月収、年収はどれ位なの?


身長169cm、体重112kgと軽量である点も特徴で、この体格を活かしたスピード相撲を得意としています。小柄であるため、幕下時代には大型力士との体格の差に苦しんだ事もあったそうです。一方で同じ小兵力士である炎鵬関との取り組みは、好角家の間ではしばしば話題になっているそうです。


また、ツイッターではサッカーと野球が好きである事を公言しており、レアルマドリード、名古屋グランパス、横浜DeNAベイスターズのファンであると述べられています。

照強の出身地・淡路島との関わりについて


照強関の出身地は兵庫県の南あわじ市。出生地は洲本市です。淡路島には3つの市から構成されており、このうち南あわじ市は南部に、洲本市は中部に位置しています。
(北部にあるのは淡路市)

照強関が生まれたのは、阪神・淡路大震災が発生した直後。洲本市にある兵庫県立淡路医療センターでした。震災の日に誕生したため、幼稚園の頃には「地震くん」というあだ名で呼ばれていたようです。本人には地震の記憶は全くなく、物心がついた時には、復興はかなり進んでいたそうですが、「特別な日に生まれた」という意識は強く、日々の努力の糧になっているみたいです。


2016年12月には、先月の九州場所で関取昇進を決めた事もあり、南あわじ市の市役所を表敬訪問。この時、照強関は地元のことを「自然豊かで落ち着く場所」と述べられています。淡路島出身の関取は1961年の若鳴門(春日野)以来、55年ぶりの事だったので、地元の方の喜びもひとしおだった事でしょう。後援会も結成されており、2019年の初場所には両国まで応援に出向いたと報じられました。

スポンサードリンク


照強が所属する伊勢ヶ濱部屋について


照強関の所属部屋は伊勢ヶ濱部屋(いせがはまべや)です。現役の幕内経験者としては、照ノ富士関、安美錦関、宝富士関、誉富士関が在籍しています。元横綱の日馬富士さんが所属していた事でも有名ですね。

※参考:安美錦の兄や結婚相手の妻について。子供や伊勢ヶ濱親方との関係は?

照強関が伊勢ヶ濱部屋へ入門した経緯としては、中学時代に通っていた相撲道場の監督が、伊勢ヶ濱親方と知り合いだった為だそうです。


親方は元横綱・旭富士(年寄・9代伊勢ヶ濱)です。平成初の横綱(1990年の9月場所に昇進)として知られており、現役時代は4度の幕内最高優勝を果たしています。取り口に柔軟性があり、体が柔らかく見えたため、出身地である青森県つがる市の名称から「津軽なまこ」という愛称で親しまれていました。

指導方針は非常に厳しい事で知られており、普通の相撲部屋が1日に20〜30番の稽古をこなすのに対し、40番以上こなす事は珍しくないそうです。照強関や元大関の照ノ富士関は、1日に100番こなした事もあるというのですから驚きですね。この厳しさが、日馬富士さんや照ノ富士関、安美錦関など多くの実力者を育て上げたと言えるでしょう。

スポンサードリンク


まとめ


照強関がどのような力士なのかを、出身の淡路島や所属する伊勢ヶ濱部屋の解説も交えてご紹介しました。

伊勢ヶ濱部屋では初の中卒叩き上げ力士である照強関。新入幕入りも確実な今注目の若手力士です。所属する伊勢ヶ濱部屋は幕内、三役経験者も多く、また親方の厳しい指導でも知られており、こうした環境の元で今後の飛躍も期待できそうです。

最近の伊勢ヶ濱部屋は、日馬富士さんの引退、照ノ富士関の大関陥落など、一時期の勢いに陰りがある気がします。新入幕入りも確実になった事ですし、この状況を吹き飛ばすだけの活躍を、照強関には期待したいですね。

関連記事(一部広告含む)

コメントを残す

サブコンテンツ
>
>
>

このページの先頭へ