貴乃花親方が日本相撲協会の理事長に就任する可能性は?
平成の大横綱こと貴乃花親方。
現役引退後も当時と同様、
あるいはそれ以上に何かと
世間の注目を浴び続けている存在です。
そんな貴乃花親方も、現在は
日本相撲協会という大組織の一員です。
彼ほどの大横綱だった場合、
将来の日本相撲協会幹部はもちろん、
理事長になる可能性も十分にあります。
この記事では、貴乃花親方が
現時点でどの程度、日本相撲協会の
理事長になれそうなのか検証します。
また、彼が理事長へ就任する上で
カギを握ると言われている、
2015年に亡くなった北の湖前理事長と
元横綱・千代の富士こと九重親方との
関係についても見ていきましょう。
貴乃花親方が日本相撲協会の理事長になる可能性について
現役時代の貴乃花親方は非常に寡黙で、
報道陣ともほとんど話しをしないなど、
人を率先して引っ張るような印象は薄く、
まさに「孤高の人」というイメージでした。
なにせ、引退直前のころは
横綱審議委員のひとりから、
「浮世離れした神秘的な人」
とさえ言われているほどでした。
そんな貴乃花親方ですが、
引退後、親方として後進の指導や
日本相撲協会の組織人として
やっていけるのか心配されていました。
ところが、彼は引退後の父親の死や
家族との不仲などの問題などで
マスコミに頻繁に登場するとともに、
多弁で理論だった考え方を
持っていたことがわかります。
また、人を引っ張る行動力や
リーダーシップがある事が、
次第に明らかになっていきます。
それは親方をはじめ、
日本相撲協会の組織人としての
行動にも表れてきます。
積極的な大相撲改革への意欲と
ビジョンを持っている彼に、
次第に若手親方を中心に
人が集まり始めたのです。
しかも従来、一門という
一種の派閥力学で運営されていた
日本相撲協会にあって、
その広がりは一門の枠も超え始め、
大きなうねりとなっていきます。
そして、ついに2010年の
日本相撲協会理事選挙において、
彼は従来の一門の派閥力学を超え、
32歳で史上最年少理事として
当選を果たしています。
貴乃花親方のこの当選は、
多くの若手親方が一門の意向を無視して
造反して起こった出来事でした。
「貴の乱」と呼ばれたこの事態は、
今では、日本相撲協会の歴史が
変わった日とさえ言われます。
その後、貴乃花親方は
現在では貴乃花一門と呼ばれる
親方集団を率いることになります。
38歳では、史上2番目の若さで審判部長、
41歳で日本相撲協会ナンバー3の
地位である総合企画部長に就くなど、
順調に出世しているように見えます。
また、彼の総合企画部長就任後、
明らかに観客動員が増えるなど、
その仕事の成果も着実に出ています。
さらに、従来の日本相撲協会のあり方に
異議を持っていると言われる横綱・白鵬も
貴乃花親方を支持しているとされます。
白鵬は現役力士ながらも、
相撲界の一大勢力である
モンゴル人力士を束ねる存在であり、
彼の意向は現在の相撲界にとって
大きな意味を持たざるを得ません。
こうした事を踏まえると、貴乃花親方は
将来の日本相撲協会の理事長周辺へ
着実に向かっているように見えます。
※参照:白鵬の電撃引退の可能性や引退後の進路は?
理事長への道にも影響?貴乃花親方、北の湖、千代の富士の関係について
そんな貴乃花親方ですが、
彼が日本相撲協会の理事長へ
就任する際のキーパーソンとして
二人の人物を挙げることができます。
元横綱で2015年に亡くなった
北の湖理事長と、同じく元横綱の
千代の富士こと九重親方です。
貴乃花親方にとってこの2人は、
共に角界の大先輩である存在であり、
また、日本相撲協会の上役でもあります。
では、貴乃花親方と北の湖前理事長、
千代の富士こと九重親方との関係は
一体どのようなものなのでしょうか。
2010年に「貴の乱」を起こした貴乃花親方と
年長の北の湖親方や九重親方の関係は
一見すると悪そうだと思いがちですが
意外にもそうではないようです。
というのも、弟子の不祥事によって
理事長を辞任していた北の湖親方が
2012年に再び理事長へ就任た際に
尽力したのが、千代の富士こと九重親方と
貴乃花親方の2人だと言われています。
当時、彼ら3人の関係は良く、
結束もしていたのです。
北の湖前理事長は当時、
後の理事長に千代の富士こと九重親方と
貴乃花親方を順番に就けるよう
思い描いていたといいます。
ところが、2014年の理事選挙の際、
北の湖前理事長と千代の富士こと九重親方は
大相撲とパチンコ業界の関係について対立し、
不仲になったと言われています。
その結果、九重親方は理事選挙に落選。
しかも、選挙において
九重親方に本来なら連携予定だった
貴乃花親方関連の票が無いこともあり
貴乃花親方と千代の富士こと九重親方の
関係も悪化したと言われています。
その一方で、貴乃花親方との良好な関係を
維持していた北の湖前理事長も
2015年11月、癌で死去してしまいます。
その一方で、無役となった千代の富士こと
九重親方にも癌が発覚しています。
理事落選以降の九重親方には
人望のなさについての報道も
しばしばなされるようになり、
巻き返せる状態でもありません。
ただ、九重親方は今後も
協会内での立場の獲得への意欲は
衰えていないようです。
貴乃花親方も、
北の湖親方の死去に際して
「遺志を引き継ぎ完全なる仕事を構築する役目がある」
と語り、今後についての意欲も見せています。
貴乃花親方にとって、
千代の富士こと九重親方との関係は
微妙だと言わざるをえないでしょう。
とは言え、貴乃花親方を囲む
日本相撲協会の勢力は厚く、
現時点では2人の関係について
あまり深刻に考える状況にはなさそうです。
※参照:千代の富士が理事に落選した理由とは?
この記事のまとめ
現役時代の貴乃花親方は寡黙で
孤独な人と見られていたため、
引退後の親方業や相撲協会の仕事を
こなせるのか心配されていました。
ところが、引退後の彼は多弁で
人を引っ張る行動力のある人でした。
その求心力で若手親方を束ね、
日本相撲協会の旧態を打破し、
理事などの役職に就任しています。
その一方で、自ら貴乃花一門を率い、
今後の日本相撲協会の理事長就任も
見据えるところまで来ています。
理事としての成果も着実に表れています。
貴乃花親方にとって、元横綱で
2015年に亡くなった北の湖理事長と
元横綱千代の富士こと九重親方は
共に角界の大先輩であり、かつては
良好な関係を維持していました。
ところが、2014年に北の湖理事長と
千代の富士こと九重親方の関係が悪化し、
九重親方が理事選にも落選すると、
貴乃花親方と九重親方の関係も悪化。
貴乃花親方を取り巻く状況は
現在では不利ではありませんが、
予断を許さない状況が続いていると言えます。
ただ、貴乃花親方が一心に
相撲界の発展のみを考え、
実践するのであれば、将来的には
日本相撲協会の理事長に就任することは
難しくないように思えます。
改革は寡黙では不可能、話し合い、理解力、許容力、時代の流れを見る事が必要。力士間の暴力には必ず原因あり、その原因を無視し
結果だけを裁くは根っこが残ったままの改革は禍根だけが残り
益々力士間の秩序感が薄れ、争いは止まらない。
今回の貴ノ岩-何も悪い事しないのに一方的暴力受けたという、なら学識や人道支援が際立つ日馬富士がただ自分の怒りを彼に?は
考えにくい。
会社、学校、国、世界はあるルールの下で 又マナーで秩序維持
彼の様に何をしたいかも語らず、相手をにらみつける行為はただの反抗、まず彼は親子関兄弟関係修復するべき、その頑なな態度が世間を騒がせヒーロ―呼ばわり??おかしいね。こんな人が日本に蔓延すれば日本崩壊です。
人を理解できない彼が理事長になれば相撲は益々世界から置き去りにされる。相撲は興行、日本だけでなく世界に認識してもらえるようにするべき、日本人がひ弱でハングリー精神もなくなり横綱まで
登れる人が少ない昨今、モンゴル(子供のころから鍛え、ガッツもある)の横綱が増えるのは当然。
改革とは精神力と共に理解力、許容力、柔軟性が必須、
兄弟、親子関係断絶13年、これが正常?基本は足元から、柔軟性は
経験、教養、試練を超えて生まれる。
彼は我を通し続けて今にあり、成長していません。
理事長には全く向いていない
本日、春日野部屋の不祥事についてほっとけないと思いコメントしました。事件発生当時は北の海さんが理事長だったと思いますが、起訴されたことを公表していないのは隠蔽体質そのもの。被害者が申し出ないと発覚しないのは組織としては異常。力士は相撲部屋に就職しているのだから、きちんと怪我の手当てもできない企業こそブラック!指摘されて当然だと思います。社会的に問いただされるべきです。