十両の給料、月収、年収について。待遇や優勝賞金はどれ位?

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お相撲さんは仕事なのですから、
当然給料はもらっていますよね。


では、具体的にどのようなタイミングで
給料を貰っているのでしょうか?



この記事では、十両を例にとって、

・十両の力士の月収や年収などの給料はどれ位なのか
・十両の力士の待遇はどのようなものがあるのか
・十両の力士の優勝賞金はどれ位なのか


この3つについて解説していきます。
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十両の給料、月収や年収はどれ位なのか


力士は番付が十両に昇進すると、
初めて月収に相当する給料が貰えるようになります。


毎月の月収に加え、
月収2ヶ月分のボーナスも支給されるなど
会社員と似たような感じですね。


ちなみに十両の月収は100万円ほどで、
年収は1200万円程度です。


ですが、これに3万円の収入となる懸賞金や
各種手当を含めると、
その年収は2000万円ほどにまで上がります。


他にテレビ出演などをしていれば
テレビ出演料などのお給料も入りますから、
実質もっと月収や年収はあるわけですね。

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十両に昇進すると受けられる待遇とは?


給料以外にも十両にはいくつか待遇があります。


大銀杏(おおいちょう)がその一例でしょうか。



関取の髪型は、侍のようなマゲとは
少し違った形になっていることをご存知ですか?


扇形に広がっているその髪型は
銀杏(イチョウ)のように見えますよね。


これは十両以上の力士に許されているもので、
幕下以下の力士には結うことが許可されていません。



また、着物も袴を履くのが十両からですね。



他には、稽古の際につける「稽古回し」も
幕下以下と十両では行っています。


幕下以下の力士が付ける
化粧回しの色は黒か紫色ですが、
十両になると自色が許される待遇が受けられます。



更に幕下以下では大部屋で生活してきましたが、
十両以上になれば個室が与えられる待遇も。



また本場所になると、十両の力士には
締め込みや化粧廻しなどが認められます、



他にも若手力士が付き人として
身の回りの世話をしてくれるなど、
良い環境になりますね。



よく引退する力士に対して、
「今までで最も嬉しかった時はいつなのか」
このような質問を投げかける際、

「十両に昇進した時」と答える力士が多いのは、
十両に昇進して、はじめて一人前の力士と
認めてもらえるのが嬉しい為だと言われています。

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十両の力士がもらえる優勝賞金はどれ位なのか


本場所で優勝することでも賞金がもらえます。


十両の優勝賞金は、いくらかというと200万円です。

幕下の優勝賞金が50万なのを考えると、
その差は歴然のものだと言えます。


なお、幕内の優勝賞金となると
ぐっと増えて1000万円になりますね。



ちなみに十両で優勝するほどの成績を収めると、
番付が下位であっても、
いきなり新入幕入りを果たせる事もあります。


ただ十両の力士の実力はそれほど差がないため、
勝ち越すので精一杯という面もあり、
仮に優勝したとしても、11勝や12勝の例が多く
全勝優勝や14勝で優勝するのは簡単ではありません。



なお、昭和以降の全力士の中で
最も十両優勝が多いのは阿武松親方こと、
元関脇の益荒雄で、回数は5回になります。


他にも、西岩親方(元関脇・若の里)や、
出羽海親方(元前頭・小城ノ花)も
4回の十両優勝という実績を残されています。


・参照:大相撲の十両の人数、取組時間、付き人の数とは。


まとめ:十両の給料や待遇などについて


十両の給料は、月収が100万円ほどで
懸賞金や各種手当を含めると、
その年収は2000万円程になります。



一般的に、力士は十両に昇進してはじめて
一人前の相撲取りとして認識されるため、


・大銀杏
・白色の化粧回し
・袴
・個室
・付き人



このように、待遇面でも様々な特権が
受けられる様になります。



なお、十両の優勝賞金は200万円で
幕内力士の優勝賞金の5分の1程になります。



このように文章でだけ見ると、
数々のボーナスに思わず羨ましくなってしまいますね。


でもそれはあくまで
勝ち星を上げ、優勝するなど、
成果が伴って初めて実現するものばかりです。


それを考えると大変だなと思うと同時に、
それだけの価値がある証拠なんだなと舌を巻く想いです。


・追記:

以下の記事では、十両を含めた、
大相撲における番付の一覧を解説しているので、
興味があればクリックして読んでみて下さい。


※参照:大相撲の番付一覧!ランクや順番はどうなってるの?



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