御嶽海の母親や出身大学について。所属部屋はどこ?
御嶽海久司(みたけうみひさし)は、
長野県の木曽郡上松町出身で
出羽海部屋所属の大相撲力士です。
身長は180cm、体重は174kgで、
突き、押しを得意技としています。
2015年の3月場所において、
幕下付け出しでデビュー。
西前頭11枚目の幕内力士です。
ざんばら頭で取り組みをとっているのは
スピード出世の証でもあり、
今後のさらなる昇進が期待されます。
※追記:2019年1月13日
この記事を書いたのは
2015年12月だったのですが、御嶽海関、
この3年間で一気に飛躍されたなと感じます。
幕内最高優勝をはじめ、6度の三賞、
2個の金星と素晴らしい記録を
次々と樹立されています。
今後は大関昇進に向けて、安定して
2桁勝利をあげて欲しいですね。
※追記:2022年1月27日
御嶽海関はその後も安定して結果を残しており、
19年の秋場所でも幕内最高優勝を果たしています。
2022年初場所時点では東関脇を務め、
この場所でも幕内最高優勝を実現。
悲願の大関昇進を成し遂げ、自身の結婚も発表されました。
御嶽海の母親について
御嶽海関の両親は父・春男さんと、
母・マルガリータさんです。
名前からわかるように、
お母様は外国人の方で、具体的には
フィリピン出身だそうです。
#御嶽海 関、優勝おめでとうございます!
— 婦人公論 (@fujinkoron) January 23, 2022
母・マルガリータさんも駆けつけていらっしゃいましたね。この機会にぜひ、初優勝の時のインタビューをご覧ください。
御嶽海関の母・マルガリータさんが語る「アイ・ラブ・ユー」子育て https://t.co/Q0ubGkMaSP #婦人公論
写真の通り、大変おきれいな方で、
御嶽海関の取り組みを観戦する
ご両親の様子がテレビに映ることもあり、
その外見が話題になっています。
御嶽海関が大関昇進を成し遂げた際は、
コロナ禍もあり、2年会えていなかった事も公表され、
「2年ぶりに両親と再会」と報じられ、話題になりました。
さて、マルガリータさんと御嶽海関の逸話としては
バナナの話が知られています。
なんと、御嶽海関は中学時代から
マルガリータさんの教えによって
バナナを1日1本食べていたのだとか。
「疲れた時には(バナナを)食べなさい」
このように言われていたようです。
バナナと言えば、栄養価が高い事でも
知られてますが、これを毎日食べる習慣が
御嶽海関を今日の地位に押し上げたのだと
言うことも出来るかもしれませんね。
なお、御嶽海関本人は海外生活経験はなく、
ずっと日本で育ちました。
いつかマルガリータさんと共に
フィリピンを訪れるとしたら
その事は話題になりそうですね。
御嶽海の出身大学について
地元の長野県で小学校時代から
相撲に打ち込んできた御嶽海関は、
木曽青峰高校を経て東洋大学の
法学部企業法学科に進学します。
東洋大学は、大相撲力士を
これまで8人輩出している名門。
現在も、
元幕内で現在幕下の磋牙司洋之が
現役大相撲力士として在籍しています。
御嶽海関の大学時代の実績ですが、
力強い突き押しを武器として、
なんと個人タイトル15冠獲得しています。
また、4年時の11月に学生横綱、
12月にアマチュア横綱となり、
アマチュア相撲界のタイトルを
総なめにする大活躍をしています。
このハイレベルな活躍により、
幕下10枚目格付出デビューの資格という
大変に高い地位からの大相撲への道が
約束されていました。
この記録は、現行基準では
日大出身の元幕内・市原(現・清瀬海)や、
同じく日大出身の幕内・遠藤に続く
3人目の快挙なのだとか。
ところが、
本人は当初はプロ入りする意向はなく、
大学4年次には和歌山県庁への就職が
内定していたという逸話もあるから驚きです。
御嶽海の所属部屋について
前述のように、高い地位からの
大相撲デビューを約束されながら、
当初プロになる気がなかった御嶽海関。
そんな彼を大相撲の世界に引き入れたのは
出羽海部屋の11代出羽海親方
(元幕内・小城ノ花)でした。
親方から、
「部屋を再興したいので、力を貸して欲しい」
と説得されたそうです。
出羽海部屋は江戸時代から続く
伝統ある部屋で、かつては角界の
盟主的存在として知られていました。
出羽海一門として、春日野と三保ヶ関との
3部屋体制が続いていた訳です。
ところが、三重ノ海が
武蔵川部屋を興してからは
それぞれ分家が起きて分散、
平成11年には101年ぶりに
幕内力士がいなくなるなど
出羽海部屋自体が凋落します。
その後、
小結・普天王が幕内に定着しますが、
後が続かず、平成22年にはまたも
関取不在の状態になってしまいます。
平成26年からは先代親方の停年に伴って
部屋付の高崎(元幕内小城ノ花)が
11代出羽海として、出羽海部屋を
継承したという訳です。
御嶽海関は、部屋を継承したばかりの
出羽海親方にとっては
初の直弟子という存在でもあるのです。
まさに新生出羽海部屋の
期待を背負っての船出という状態です。
その後、御嶽海関は
幕下10枚目付け出しとしてデビューし、
わずか2場所で十両に昇進するという
快挙を成し遂げ、その後幕内にも昇進。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いです。
御嶽海関の活躍によって、出羽海部屋の
完全復活も近いかもしれませんね。
この記事のまとめ
御嶽海久司(みたけうみ ひさし)は、
1992年長野県木曽郡上松町出身で
出羽海部屋所属の幕内力士です。
母・マルガリータさんが
フィリピン出身の方であるため、
ハーフであることも話題になっています。
大学は、大相撲力士をこれまで8人も
輩出している名門・東洋大学出身。
アマチュア相撲界のタイトルを
総なめにする大活躍をした結果、
幕下10枚目格付出デビューを飾る
大型新人として注目を集めました。
当初は、大相撲入りの意志がなかったという
意外な面もありますが、凋落していた
名門・出羽海部屋の再興を11代出羽海親方
(元幕内・小城ノ花)から託されて部屋入り。
わずか2場所で十両に昇進するという快挙で、
幕内にも昇進し、今や飛ぶ鳥を落とす勢いです。
※追記:2022年1月27日
御嶽海関はその後も安定して結果を残しており、
幕内最高優勝3回、三賞も計9回受賞。
22年初場所では大関昇進をほぼ確実にしています。
長野県出身力士の大関昇進は、江戸時代に活躍した
雷電為衛門以来の快挙だとも報じられました。
※参照:雷電為右衛門が最強と言われる理由は?
大関昇進後、ご自身の結婚も発表されており、
今後の活躍に期待がかかる御嶽海関。
出羽海部屋も完全復活と言える状況ではないでしょうか。
私も信州の出身で、松戸に住んで50数年。
長野県出身の力士は久し振り、大変親しみを感じます。
大いに奮闘を願っています。場所が楽しくなります。