大相撲における序の口の人数、時間、給料について。言葉の意味や由来は?

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何かを行うのにまだまだ余裕がある、
初めて間もないことを
「序の口」だなんて言いますが、
その語源は大相撲の番付に由来しています。


しかし、そもそも序の口とは、
どういう位のことなのでしょうか。


今日はそんな序の口について
人数や取組時間、給料をはじめ、
その言葉の意味や由来についても
分かりやすくまとめてみました。
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大相撲における序の口の人数は?


現在、トップである横綱は3人ですが、
序の口の人数はどのぐらいなのでしょうか。


実は序の口の人数には定員というものがなく
そのため常に何人という決まりがありません。


ただ割合としては、
すぐ上の番付である序二段の3分の1から
4分の1の人数であることが多いようです。


・参考:序二段の意味やレベル、実力について。給料はもらえるの!?


人数が決まっていないことから、
多い時は100人近くいることもありますし、
反対に1人もいなくなった時期もあります。


序の口力士の取り組みは何時から?


そういえば大相撲の本場所における
序の口力士の取り組み時間
一体いつ行われているのでしょう。


序の口力士の取り組みですが、
順番で言うと、前相撲の後に行われます。


この「前相撲」とは、新弟子として、
力士になったばかりの人たちが
その取組を披露する場所です。


本場所は朝早くから始まっているところが多く、
場所にもよりますが8時前後には開始されます。


前相撲の取り組みの数にもよりますが、
午前9時頃、遅くとも午前中のうちには
序の口の取り組みも始まると見て良いでしょう。

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序の口の力士は給料はもらえるの?


では、序の口の番付にいる力士は
給料をもらう事はできるのでしょうか。


実は、サラリーマンの月給のような
毎月の給料は序の口にはありません。


序の口のような幕下の力士は、
十両の番付になるまでは
年に6回開催される本場所の手当のみが
支給される仕組みになっています。


1回に付き7万円なので、
6場所で42万円ほどですね。


1年で42万円というと少ないイメージですが、
力士は基本相撲部屋の所属になっており
そこで衣食住が確保されています。


普段の生活は保証され、
それとは別に年42万円が入ると考えると
少なくとも、生活には問題なさそうですね。


昇進すると他の手当ももらえるので
収入はもっと増えていきます。


「序の口」という言葉の意味や由来は?


では、そもそもどうして
「序の口」という言葉があるのでしょうか?


言葉の意味や由来も気になる所ですね。


この「序の口」という言葉ですが、
かつては番付の上り口というところから
「上の口」と呼ばれていました。


しかし、「上」という字は
上位の番付と紛らわしくなるということから、
現在の序の字を使うようになったのが、
「序の口」という言葉の由来となります。


また、以前には番付の位置から
「五段目」という呼び方もされていました。


初めて間もない行為を序の口というのは、
番付で最も低い、
始まったばかりの位だからという訳ですね。

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まとめ:序の口について


序の口力士の人数には定員はないものの、
1つ上の番付である序二段の力士の数の
およそ3分の1から4分の1程です。


序の口力士の取り組みは、早くて午前9時頃、
遅くても午前中のうちに始まる事になります。


また、序の口力士は毎月の給料を
もらう事が出来ないものの、
年に6回の場所ごとに支給される
7万円の手当を受け取ることが可能です。


そして、「序の口」という言葉の由来は、
かつての「上り口」という番付を
上位の番付との混乱を防ぐために
名称を変更した事にあるそうです。



ちなみに個人的には、
取り組みの開催時間に驚きを感じています。


テレビの相撲中継というと、
夕方頃に横綱をはじめとする
上位力士の放送のイメージが合ったので、
実は、朝から行われていること自体知りませんでした。


序の口力士の取り組み自体を
見たことがないという方も多いのではないでしょうか。


これを機に、朝方の取組にも
注目してみるのもいいかもしれませんね。



・追記:

以下の記事では、十両を含めた、
大相撲における番付の一覧を解説しているので、
興味があればクリックして読んでみて下さい。

※参照:大相撲の番付一覧!ランクや順番はどうなってるの?




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