横綱の語源、由来について。給料や年収はどれ位なのか?
最近の大相撲人気といえば
「空前絶後」という言葉も似あうほどの
大人気な状態ですよね。
昔でいう、若貴フィーバーを
思い出させるかのごとく流行っているわけです。
さて、このフィーバーを牽引している力士達で
外すわけにはいかないのが横綱でしょう。
今回は、この横綱の語源や由来、
または給料や年収にスポットを当てて
ご紹介していきます。
「横綱」の語源、由来とは?
既にご存知の方がほとんどでしょうが、
横綱とは、大相撲の力士の番付の中で、
一番てっぺんの最高位のことをいいます。
よく大相撲協会の偉い役員の皆様によって、
場所が終了して、次の場所がはじまる前に
番付編成会議といわれる会議を行うのですが、
その会議で決められたものが番付表であり、
新聞みたいなものに掲載されるわけです。
では、この横綱という言葉の語源や由来は
一体どのようなものなのでしょうか。
横綱の語源ですが、
「白麻で編んだ太いしめ繩のこと」
こちらを表しているようです。
どうやら、相撲の家元を代々になってきた
吉田司家(つかさけ)という一族から
その「横綱」をつけることを認められた力士が
直接の由来になっているようですね。
あるいは、品格・力量・技の最も優れた者、
すなわち、現在の横綱の審議委員の基準の
一つともいえる基準を、
当時からしてクリアしていた大関のことを
「横綱」と呼んでいたみたいです。
つまり、もともとこの「横綱」は、
本来は力士の番付を指す言葉では
なかったんですよね。
この「横綱」が、
正式に番付けに取り入れられてのは
実は、明治23年の西ノ海からなんです。
そう考えると、横綱の歴史は
意外と新しいものだったのかも知れませんね。
横綱の給料、年収ってどのくらいなの?
また、横綱がもらえる給料、年収って
一体どれくらいなんでしょうかね?
日本の「国技」の最高位を占める番付である以上、
かなりの額をもらってるのでは…
という気がしますが、実際はどうなんでしょう。
まず、横綱が月に貰える固定給は282万円になります。
この282万円に12ヶ月をかけると、
年収が3384万円である事がわかりますね。
また、本場所の出場手当が年間120万円。
他にも最低でも60万円以上の報奨金が貰えます。
他にも様々な副収入、臨時収入があるので
これらを踏まえると、横綱の給料は
年収1億円を超える事も珍しくありません。
物凄く高級取りであることが分かりますね。
しかし、こうしたお金を自由に使えるかというと
現実はそうではありません。
部屋の若い衆や、自分の付き人の面倒を見るため、
かなりお金が飛んでしまうらしいです。
そう考えると、
横綱の給料、年収が多いのか否かの判断は、
人それぞれという事になりそうですね。
まとめ:横綱について
横綱の語源は
「白麻で編んだ太いしめ繩のこと」を表し、
その由来は、相撲の家元を昔から務めてみた
吉田司家(つかさけ)という一族から
この綱を付ける事を認められた大関のことを
「横綱」と呼んだ事にあるそうです。
また、横綱がもらえる給料ですが、
月にもらえる固定給が282万円で、
これに出場手当や報奨金などを加えると
その年収は1億円を悠に越えるのだとか。
しかし、これだけの収入を貰っている以上、
横綱は力士の模範になる必要がある存在なので
そのプレッシャーは計り知れないのでしょう。
この他にも、単に実力があればいいのではなく、
この番付を名乗れるだけの品格を持ち合わせる者こそ
「横綱」の名にふさわしい力士と言えるでしょう。
なお、以下の記事では横綱を含めた
大相撲の番付の一覧をまとめているので、
興味があれば一度ご覧になってみて下さいね。
※参照:大相撲の番付一覧!ランクや順番はどうなってるの?