こんにちは。好角家Mです。


ロシア出身で阿武松部屋所属の阿夢露関。


その漢字から、読み方が「アムロ」なんじゃないかと
しばしば言及される事がありますが、
実際はどのように読めばいいんでしょうか。


今回はそんな阿夢露関の力士情報全般や、
相撲を始めたきっかけとなったお姉さんについて
分かりやすくまとめてみました。

大相撲の阿夢露の読み方は「アムロ」？

ロシア出身の力士・阿夢露関。


はじめに阿夢露関の事を知ったときは、

「この四股名、何て読むんだろう…？」

という事を思ったものです（笑）


少し間を置いて考えてみると、

「アムロ？」

なんじゃないかと思ったものですw





ご存知ガンダムの主人公ですね。



しかし、阿夢露の読みは「アムロ」ではなく、

「あむうる」

という読み方があるんです！


一発で読めた方はいないんじゃないでしょうか…？



ちなみに、「あむうる」という四股名の由来は、
「アムール川」という、
ロシアにある川の名前なんだそうです。


このアムール川は、ロシアの極東地方にある川で、
中国では「黒龍江」と呼ばれる事もあります。


昔、大学受験で世界史を選択した管理人は、

「ああ、あの川のことね」

と思ったものでした。


同じ事を思われた方もいるかもしれませんね。



このアムール川と、
所属先の阿武松部屋を掛け合わせる形で、


「“夢”を持ってロシア（”露”西亜）から”阿”武松部屋に来た」

　⇩

夢、露、阿

　⇩

阿夢露


という意味を、阿武松親方と親交の深かった
作曲家の中山大三郎さんによって、
「阿夢露」という四股名が名付けられたそうです。



しかし、この四股名を「あむうる」と読むファンは
なかなかいないようで、


「アムロ、行きます！」


という声をよくかけられているんだとかw





そして、阿夢露関もこうしたファンに対して、


「行きます〜」


なんて返答してるそうですw



ちなみに阿夢露関はガンダムを見た事は
全くないのだとか。


はじめはどう返答していいか分からず、
困惑したこともあったそうです。


今頃はさすがに見てるんでしょうかね？



では、この阿夢露関はどのような方なのでしょうか。


⇩⇩で詳しく解説します。


スポンサードリンク

阿夢露が角界入りしたキッカケはお姉さん！？

ガンダムネタでいじられる阿夢露関ですが、
その本名は、


「ニコライ・ユーリィヴィッチ・イワノフ」


と言うそうです。


いかにもロシア人の名前って感じですね（？）。


学生時代はボクシングに打ち込んでおり、
その一方で、相撲経験はなかったのですが、
お姉さんの夫が日本人だった縁があって
角界入りを薦められたそうです。


「日本人男性とロシア人女性の国際結婚！？」


あんまり聞かない話だな〜と思ったのですが、
調べてみたところ、ロシア人女性を紹介する
結婚相談所サービスがあってビックリしましたw
（例えばこんなサイトやこちらなど、色々あるようです）


阿夢露関のお姉さんも、日本人の夫と
どうやって知り合ったんでしょうかね・・？



こうした経緯があって2002年に来日した阿夢露関ですが、
十両に昇進したのはその10年後の２０１２年と、
かなりの苦労があったようです。


外国人である以上、言葉の壁があったのは勿論ですが、
本人の体重が90kgからなかなか伸びず、
其の結果として、幕下と三段目を行き来する状態が
かなりの間続きました。


体重の方も増え、十両に昇進できたはいいものの、
右膝前十字靭帯断裂という重傷を負ってしまい、
その後５場所連続で休場。


番付も序二段まで落としてしまいます。



その後、2013年初場所から復帰した阿夢露関は、
勝ち越しにつぐ勝ち越しを積み重ね、
昨年の春場所には再十両入り、そして九州場所では
念願の新入幕入りを果たしています。


５場所連続の休場が、阿夢露関の相撲人生に
大きな影響を与えたのは間違いないでしょうね。



そしてここ２場所連続で、
阿夢露関は勝ち越しを決めています。


先の名古屋場所も前頭10枚目で８勝しているので、
９月の秋場所では、前頭５枚目あたりにまで
昇進する可能性はかなり高いと思います。



これからが真骨頂といった所でしょうか。


９月の秋場所では勝ち越しを決めるのは勿論、
できれば三賞受賞を勝ち取り、
「アムロ？」ではなく「あむうる」という四股名を
母国はもちろん、日本中にも轟かせて欲しい所です。

スポンサードリンク

まとめ：阿夢露関について

ガンダムの主人公の名前から、
「アムロ？」と四股名が間違われやすい
阿夢露関ですが、
正しい読み方は「あむうる」と言います。


“夢”を持ってロシア＝”露”西亜から”阿”武松部屋に来た


由来はこの一節にあるみたいです。


阿夢露関が角界入りした直接のキッカケは、
お姉さんの旦那さんが日本人であり、
その彼に相撲を薦められた事にありました。


そして、2002年に初土俵入りした阿夢露関は
なかなか伸びない体重や５場所連続の休場などに
苦しめられるものの、10年後には十両入りを果たし
昨年の春場所には念願の新入幕入りを実現しています。


なお、以下の記事では同じ阿武松部屋に所属する
阿武咲関について解説しているので、
興味があれば一度ご覧になってみて下さいね。

※参照：阿武咲ってどんな力士？四股名の由来や宇良との対戦成績は？