序二段の意味やレベル、実力について。給料はもらえるの!?
たくさんの番付が存在する大相撲。
横綱や大関なんかは有名ですが、
その他の番付は皆さんご存知ですか?
名前ならまだしも、どの程度の強さなのかなど
詳しく知っている人は相撲ファンでも
なかなかいないのではないでしょうか。
今回は、その中でも「序二段」について
・序二段とはどのような番付なのか
・序二段の力士のレベル実力はどの程度なのか
・序二段の力士は給料はもらえるのか
これらについて見ていきましょう。
序二段とは?概要や意味について
大相撲における「序二段」とは、
序の口と三段目の中間に位置する地位で、
番付表では下から2番目に記載されます。
この記載内容から、「序二段」という
言葉の意味が形成された形になりますね。
ちなみに、かつては上から数えて
4段目に記載されるという見方から
「四段目」と呼ばれていました。
序の口の時、その年に勝ち越しができれば
序二段に上がることが可能です。
定員なども特にないので、
序の口から序二段へは勝てば昇進できるという
解りやすい仕組みになっています。
一方、序二段から三段目への昇進のためには
その年の試合で7戦全勝すれば無条件に昇格、
それ以外の勝敗に関しては枚数に応じて
必要な勝敗数が変化します。
・枚数:同じ番付の力士同士での順位のようなもの
優勝するか否かは考慮せず、
あくまで勝敗の結果で決めています。
序二段の力士の実力、レベルはどの程度なのか
では、序二段の力士の実力やレベルについては
具体的にどのぐらいなのでしょうか?
上でも述べたように、
同じ番付に所属する力士は何人もいて、
枚数によって強さも変わりますから
序二段の力士の実力、レベルに関しては
一概には決められません。
ただ三段目以降は番付に人数制限もあるので、
本来の実力であれば、三段目以上になれるのに
昇進出来ないという人もいるかもしれません。
レベルや実力がピンからキリまでなのは、
この点にも理由がありそうですね。
また、力士ではない一般人と比較した場合だと、
序二段の力士の実力レベルのイメージとしては
ラグビーなど、同じく体をぶつけ合うスポーツ選手と
同じぐらいと言われています。
しっかり体を鍛えている人であれば、
相撲をやっていなくても互角に戦えるレベルです。
三段目以上になれば、
他のスポーツ選手が相撲で勝つのが難しくなる程には強いです。
序二段の力士は給料はもらえるのか
序二段の力士は給料は貰えるのでしょうか。
力士はいわばプロのスポーツ選手ですから、
自分たちの生活費などは相撲をすることで稼いでいます。
しかし、力士の給料は
十両以上の番付の人にのみ配給されるため、
序二段を含めた幕下力士には
毎月の給料付与がありません。
とは言え、給料が完全にもらえない訳ではなく、
年6回程数万円がもらえる場所手当や力士褒賞金、
幕下以下奨励金などの手当制度が存在するため、
勝ち星を多く上げたり、昇進したりと言った
機会に応じて特別な給料が発生することもあります。
基本的に力士は「〜部屋」という所属があり、
生活も自身が所属する部屋で行っている事もあり、
バイトなどをして生活費を稼いでいるといったことはないようです。
まとめ:序二段について
序二段とは、大相撲の番付の一つで、
序の口と三段目の中間に位置するという
意味がある事から、このような言葉で
呼ばれる様になりました。
序二段の力士のレベル、実力としては、
まだ一般人とは明確な差がついていない
段階のようにも思えますが、
互角なのは同じく体を鍛えているスポーツ選手なので、
何もしていない人よりは強いというイメージでしょうか。
なお、序二段の地位はは幕下以下である以上、
給料を毎月もらうといった事は出来ません。
ただ、場所手当や力士報奨金、幕下以下奨励金などの
手当が存在するため、完全な「給与ゼロ」
という訳ではないようです。
・追記:
以下の記事では、序二段を含めた、
大相撲における番付の一覧を解説しているので、
興味があればクリックして読んでみて下さい。
※参照:大相撲の番付一覧!ランクや順番はどうなってるの?