両国国技館の歴史について。相撲以外でも使われてるの?
大相撲の興行のための施設である
両国国技館は、相撲ファンであれば
誰もが知っている有名な施設です。
しかし、この両国国技館は
大相撲以外のスポーツジムなどでも
使用されている施設なのでしょうか?
この記事では、両国国技館で大相撲以外に
行われているイベント、行事や、
国技館についての歴史を調べてみたので
ご紹介させていただきたいと思います。
両国国技館の歴史は火災と切り離せない関係?
両国国技館の歴史ですが、
今ある国技館は「2代目」であり、
実は、いわゆる先代の施設があったのです。
先代の両国国技館が設立されたのは1909年。
当時は、小屋掛けによる日向院場所が
行われていた常設館という感じで
いわゆる「国技館」という名前は
付いていませんでした。
また、両国国技館の歴史を紐解くと、
火災による焼失と切り離せないことが
見て取れるのですから不思議です。
1917年には火災が発生し全焼。
その後、1920年に再建されるのですが、
1923年の関東大震災の影響によって
再び焼失してしまうという歴史があります。
その再建の結果として、1924年の夏には
興行が再開出来るようになりました。
しかし太平洋戦争が始まると、
両国国技館は、当時の大日本帝国陸軍に
接収されてしまい、風船爆弾の工場として
使用される事になったという事も。
終戦の年である1945年には東京大空襲によって
またも焼失してしまうという経緯を辿っています。
その後の両国国技館は、敗戦後に
メモリアルホールとして改装され、
翌年の1946年に再々建されるという、
火災とは切っても切り離せない
施設である事がわかります。
1984年には、二代目両国国技館が建設され、
1985年の1月場所より
こちらの施設が使用されています。
両国国技館は相撲以外でも使われてるの?
相撲ファンにとって両国国技館は
「大相撲の興行のための施設」
というイメージが強いかと思います。
では、国技館は相撲以外の用途で
利用されることはあるのでしょうか?
実は、あまり知られていないだけで、
両国国技館は過去に何度も、
様々な競技会場やイベントの場として
使われていた事があるんです。
まずプロレスリングの試合です。
両国国技館は実は力士だけではなく、
数多くのプロレス選手が
試合をして来た施設でもあります。
また、プロレスリングだけではなく
プロボクシングの試合にも使用されています。
世界戦や史上最大の日本タイトルマッチでの
試合が行われてきた事が何度もあるんです。
他にも、バレーボールの国際試合や
体操のワールドカップの会場としても
使用された事があります。
また、スポーツ以外のイベントが
過去に行われてきたのかを調べてみると、
昭和天皇御在位60年記念式典が挙行されていたり、
格闘ゲームの全国大会の会場としても
使用された事がありました。
他には、
「全国高等専門学校ロボットコンテスト」
というコンクール会場としても毎年使われています。
また、驚く事に年に数回程度ですが、
コンサートやライブの会場にもなっていたり、
M-1グランプリの準決勝も
過去に開催された事のある施設です。
そして2020年の東京オリンピックでは
ボクシングの競技会場として使用される予定です。
しかしまあ、大相撲以外にも
こんなにたくさんのイベントが
開催されていたとは驚きですね。
ましてスポーツ以外のイベントが
行われていたなんて思ってもいませんでした。
両国国技館は単に相撲を行う施設ではなく、
様々なジャンルで重宝されている施設なんですね。
この記事のまとめ
大相撲が有名な両国国技館ですが、
相撲以外でも、様々な競技会場や
イベントの場としても利用されています。
プロレスリングやプロボクシングを始め、
バレーボールや体操、ひいては
昭和天皇御在位60年記念式典や
格闘ゲームの全国大会の会場など
利用方法もほんとうに様々です。
また、両国国技館の歴史を見てみると、
非常に歴史ある施設であるという事と共に、
火災による復旧を何度も経験してきた
施設だという事が分かりました。
ちなみに今の国技館は2代目の施設で
1985年から利用され、今に至っています。
相撲ファンでなくても、人生で一度は
足を運んでみるだけの施設ですので
興味がある分野のイベントが開催された際には
これを機会に、ぜひ両国国技館を
訪れてみてはいかがでしょうか?
※参照:日本の相撲の歴史を簡単に解説。起源はいつなのか?
[…] 出典両国国技館の歴史について。相撲以外でも使われてるの? | 大相撲や力士ファンの為の応援ブログ […]