大相撲の十両の人数、取組時間、付き人の数とは。「十両」の意味や由来も解説!

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相撲の番付でいう十両をご存知ですか?


普通、「十両」というと
昔の貨幣を想像する人が多いと思います。


1両の金貨を10枚束ねたやつですね。


しかし今回は力士の番付についてのご紹介。


十両の力士の人数や取組時間、付き人の数をはじめ、
この「十両」という言葉の意味や由来んについて
分かりやすく解説していきます。
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大相撲の十両の人数および取組時間について


大相撲の番付の一つ「十両」とは、
一体どのような立場なのでしょうか?


まず、十両の番付の位置ですが、
「幕内」の下で「幕下」の上に存在します。


・参考:大相撲の幕下力士の人数や取組数について


十両という番付は、「関取」という
力士の呼び名に含まれるものですが、
一般的にこの十両に昇進して始めて、
「一人前の力士」と見なされる様になります。


後述するように、付き人がついたり、
あるいは土俵入りの際化粧廻しを行えたり、
個室が与えられるなどの様々な特権を
手にする事も可能となります。



また、十両の力士の人数ですが、
東西それぞれに14人ずつ合計で28人以内になるよう、
2004年から定められています。


ですので、取組数も基本的に14となるのですが、
幕内力士の人数が奇数の場合、
十両筆頭の力士が幕内力士と取り組む場合も
少なからず発生してきます。


逆に、十両の力士数が奇数の場合は、
幕下力士の上位にあたる者が
下位の十両とあたる事もありますね。



それでは、
十両の取り組み時間は何時からなのでしょうか。


土俵入りを行うのはおおよそ午後2時15分頃からで、
その後、幕下上位5枚目の取組を経て
35分頃から十両の取組が始まります。


なお、下位の力士から本場所は始まるので、
上位になればなるほど
取組の開始時間も遅くなるわけです。


また残り3番を前に、一旦相撲協会の挨拶を
挟んでいるのも特徴です。

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十両の力士につく付き人の数はどれ位なのか


十両からの制度には付き人もあります。


親方の指名によって、まだ若い力士や
番付の低い力士が関取の世話を行うというもので、
炊事洗濯や荷物持ちなどの行為から関取の警備、
稽古相手など様々な役割を担っています。


付き人人数は番付によって決まっており、
十両の場合は2~3人の付き人が存在します。


番付が上がるごとに人数も増加していき、
横綱になると10人以上の付き人がいることも。



ただ、その力士の部屋の人数が少なかったり、
一つの部屋に複数人の関取が所属していると、
同門の部屋から付き人を借りてくる事も
決して珍しい話ではありません。


その代表例が鏡山部屋所属の鏡桜関でしょうか。



参照:付き人が足りず、家事を自分で行った鏡桜関について



なお、付き人は場所ごとに決まりますが、
全ては親方の采配次第なので、
次の場所でも同じ付き人になることもあります。


また「大銀杏(おおいちょう)」と呼ばれる、
相撲取り独特のマゲを結える番付も
この十両からとなっています。


他にも土俵入りの際化粧廻しを行えたり、
個室が与えられるなどの特権が存在します。



振り返ってみると、十両から給料があったり
付き人がついたりと、特権が増えてきますね。


また人数もグッと少なくなっているように感じます。


それだけ、十両からが重要な位置になってくると
言う事なのかもしれませんね。

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大相撲の番付「十両」の意味、由来について


それでは、大相撲における「十両」という番付の
言葉の意味や由来については、
一体どのようなものがあるのでしょうか。


まず、十両という名称は
実は正式な名称ではありません。


十両は、実際の番付表においては
十枚目」という記載をされるんです。


ただ各番付の中で、力士の優劣を表す位も
いわゆる「○枚目」というものなので、
例えば十両の中で1番強い力士は
十枚目一枚目という表現になってしまうわけです。


それを避けるために、
あえて「十両」という名称を用いています。



ちなみに、大相撲における
「十両」という言葉の意味は、
給料制度が始まった時の十枚目の年俸
もともとの由来があると言われています。


十両以上から給料として毎月基本給が出されるため、
力士の報酬も重量から格段に増えていきます。


まとめ:大相撲の番付「十両」について


番付が十両にあたる力士の人数は28人で、
東西それぞれ14人になるよう定められています。


十両の力士の取組時間はおよそ14時35分頃で、
土俵入りを行うのはその20分前くらいです。


一般的に、番付が十両にまで上がると、
2人程の付き人がついたりする等の
様々な特権を受けられる事になりますね。


ちなみに、この「十両」という番付ですが、
その意味は、給料制度が始まったときの
十枚目の年俸に由来があるそうです。


実は「十両」という名称は正式なものではなく、
この「十枚目」が正しいものなんですよね。



ちなみに以下の記事では、十両の力士の
お給料や優勝賞金について解説しているので
興味があればご覧になってみて下さい。


・参照:十両の給料や待遇、優勝賞金などについてまとめてみた




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