ふんどしの起源や歴史について解説。女性も着ていたの?

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大相撲で力士が履いている「ふんどし」は、もともとは日本の伝統な下着でした。いまでこそ日本人の衣服が欧米化したために、ブリーフやトランクスにとってかわられましたが、昔はふんどしを履く事はごくごく普通だったのです。

このページでは「ふんどしの歴史」というテーマで、ふんどしの起源や女性とふんどしの関わりについて見ていきたいと思います。
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ふんどしっていつからあるの?起源をわかりやすく解説!


まずはふんどしの起源がどのようなものだったのかをご紹介します。

ふんどしの歴史は古く、古事記や日本書記にも登場するほどですが、当時はいまでいう袴とふんどしが完全には別れておらず、袴の意味合いでふんどしの文字が使われていたりします。それでも、1400年前の古墳時代にはいまの下着としてのふんどしが登場していたようで、ふんどしを身につけた埴輪が発見されています。

また、ふんどしそのものの起源としては、南方伝来説と大陸伝来説とがありますが、はっきりとは分かっていません。注目すべきなのは、東南アジアやポリネシア、南米には日本の六尺ふんどしのようなものがあり、中国にも特鼻褌というふんどしがあるということです。ひょっとすると、人類の大陸間移動によってふんどしも移動していったのかもしれません。壮大なふんどしの旅になんともない歴史ロマンを感じてしまいますね。

以下ではその後の日本における文化の歴史についてみたいと思います。

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ふんどしの歴史について解説。廃れた原因は?


元々ふんどしは身分の高いものが身につけるもので、それは布自体が希少だったことによります。戦国時代にはふんどしの有無が戦死者の身分の判断材料になります。庶民にまでふんどしが行き渡るのは、江戸時代を待たねばなりませんでした。

ふんどしはその後、神聖さと共に成人の証としての意味を併せ持つようになります。ふんどし祝いの祭事の記録が日本各地にあり、烏帽子親ならぬふんどし親が存在した地域もあります。
また、歌舞伎や時代劇で着物の裾をからげふんどしを見せるシーンは、一人前の男であるという意味があるのだそうです。少なくとも江戸時代おいて、ふんどしを着て仕事をする事はごく当たり前の事でした。

しかし明治時代に入ると、ふんどしに対する日本人の見方は大きく異なっていきます。文明開化によって日本人の生活が欧米化していく中で、町中でふんどしを着て歩く人々の数は次第に減少していきます。
その一方で1873年に徴兵制が施行された際には、新参兵には白い越中ふんどしが与えられる等、下着としてのふんどしはその意義を果たしていました。昭和天皇が1908年に学習院大学の初等科に入学された際、学生のふんどしの色は「赤」、先生の色は「白」という風にする事が決まっていたと伝わってます。

戦後になると、ふんどしは日本人の生活からよりその姿を消していく事になります。GHQによって軍隊で用いられていた越中ふんどしが軍国主義の象徴として問題視されたのと同時に、日本人の生活がアメリカ式のものに移行し、トランクスやブリーフといったパンツが用いられる中で、ふんどしは滅多に使われなくなってしまいました。現在、ふんどしを見かける機会は祭事や相撲の取り組みが中心となっていると言えるでしょう。


女性はふんどしを着用していたのか?その歴史に迫る!


ところで、ふんどしと言えば男性が着るものというイメージがありますよね。

では女性用のふんどは存在するのでしょうか?



実は女性用のふんどしも存在します。

そして、今でも普通に売られています。




ふんどしと女性の関わりですが、日本書紀にも記されている程歴史あるものなのです。また江戸時代に行われた「女相撲」では、女性力士たちがふんどしを着用しながら取り組みを行ったのだとか。前垂れのあるものが男性用、ないものが女性用という大まかな区別もされていたようです。また、着物など和装で使われる腰巻も、広い意味ではふんどしの一種です。

現在では、ふんどしは若い女性の一定数から根強い支持を受けています。その理由の1つは、体を締め付けずリラックスできるという実用面が評価されていることです。身体への圧迫が少なく、血行もよくなるため、冷え性の改善などにも効果があるのだとか。

もう1つは、色や素材といったデザインの刷新です。女性向けという以上は、男ものと同じでは興ざめですよね。外から見えないからこそ、見た目は重要なのでしょう。日本ふんどし協会も女性人気を獲得するために、タレントの木口亜矢さんや壇蜜さんに「ベストフンドシスト」を与えるといった工夫を行っています。


今回のまとめ


ふんどしの起源とその歴史、そして女性とふんどしの関わりについてまとめてみました。

ふんどしの起源は明確ではないものの、日本最古の歴史書である古事記や日本書紀にはその記載があるため、古くから用いられてきた事は確かなようです。

しかし時代が経過するにつれ、ふんどしを着用する場は限られたものになってしまいました。外国のものを取り入れることが巧みな日本人は、得てして古いものを置き去りにしてしまいがちです。ふんどしを含め、古きよき日本古来のものが再評価をされることで、日本の文化がより深みを増すことにも繋がるのではないでしょうか。

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