相撲部屋の運営やその収入源について。廃業するケースも紹介!

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力士はもちろん行司、呼出、床山など、相撲に関わる全ての仕事につくためには「相撲部屋」に所属しなければなりません。

現在、国内には40以上の相撲部屋がありますが、その運営は一体どのようなものになっているのでしょうか。

今回は「相撲部屋の運営」というテーマで、相撲部屋の創設やその収入源、廃業するケースについて一緒に探ってみましょう!
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相撲部屋を運営するための厳格な規定とは?


まずは、相撲部屋を運営するための条件について見ていきましょう。


相撲部屋を創設には、以下の条件をクリアする必要があります。

・年寄名籍を取得すること
・親方の承認を得ていること
・引退後1年を経過していること
・自身の稽古場を持っていること
・以下のいずれかの条件をクリアすること

 ①横綱もしくは大関経験者
 ②三役(関脇、小結)通算25場所以上
 ③幕内通算60場所以上

※参照:一代年寄とはどのような制度なのか。認められる条件とは?


なお、かつては「年寄名跡」を取得すれば部屋を起こせる時代もありました。

しかし、新しい部屋の乱立や後継者不足、一部の部屋の廃業などの原因によって、現在ではこうした厳格な規定をクリアする事が求められるようになっています。


また、部屋を持ってる親方のことを、部屋に所属している親方(部屋付き親方)と分けて「部屋持ち親方」と呼ぶ事もあります。

相撲部屋の収入はどれ位なの?その仕組みについて!


それでは、相撲部屋の収入はどのような仕組みになっているのでしょうか。

相撲部屋の運営費ですが、部屋持ち親方に対して、場所ごとに所属力士人数分の部屋維持費(1人につき11万5千円)と稽古場維持費(1人につき4万5千円)といった収入が支給されます。また、給与が出ない幕下以下の力士1人に対して、協会から毎月力士養成費(7万円)が支給、さらに関取を養成した場合には年間単位で「養成奨励金」が支給される仕組みになっています。

※参照:大相撲の幕下力士の人数や取組数について。給料、月収、年収はどれ位なの?


特に、養成支給金は十両で114万円、三役が156万円、横綱になると年間で276万円とその額も大きく、相撲部屋の収入を大きく支える源泉になっていると言えます。


また、親方が集まった「一門」と呼ばれる組織にも協会から「助成金」が支給されます。一門は「協会理事選挙のための組織」と見られることが多いようですが、部屋の維持にも貢献しているのですね。


こうしたまとまった収入源が期待されるため、多くの力士が引退後も親方になりたがります。

親方の収入は年収に換算すると1000万円になると言われている事も、相撲部屋を運営する上での魅力の1つとは言えるでしょう。

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相撲部屋が廃業するケースとその具体例について


ただし、収入の確保が見込めない場合、関取が誕生していない部屋は運営が厳しくなります。
その場合、部屋を廃業しなければいけない場合もあります。


自分の部屋を廃業しないためにも、親方の中にはスポンサー(タニマチ)集めに力を入れている方もいます。こうした努力を重ねても立ち行かなくなる部屋や、あるいは親方が定年を迎えても後継者がいない、などの事情を抱えた部屋もあります。

そうした部屋は廃業し、残った力士、行司、呼出、床山などは他の部屋に統合されます。


なお、廃業やそれにともなう統合は、旧・二所ノ関部屋(2013年1月場所後閉鎖)のように、かつては「名門」と呼ばれる部屋でも例外ではありません。

直近の例ですと、2015年11月に一代年寄を襲名していた北の湖親方の急逝に伴い「北の湖部屋」が閉鎖し、部屋を継承した山響親方が名称を「山響部屋」に変更したケースがあります。

※参照:相撲におけるタニマチとは。由来や必要な金額、メリットについて!


この記事のまとめ


相撲部屋の運営」というテーマで、部屋を創設するための条件やその収入源、廃業するケースについてご紹介しました。

相撲部屋を運営するには厳格な規定をクリアする必要があり、収入が少ない場合などには廃業も考えないといけません。


部屋が隆盛を極めるためには関取、それも上位の関取を育てることが不可欠です。所属している力士が強ければ強いだけ協会から支給される金額や、スポンサーからの「ご祝儀」も増えることに繋がります。その一方で、関取がいない部屋は養成奨励金がもらえないため、運営が厳しくなるのも事実です。

「相撲は番付」という言葉がありますが、力士が強ければ全てが叶うのは相撲部屋であっても例外ではありません。

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